年代別貯蓄率

1月 17, 2013 Author admin

総務省「家計調査」(平成23年)によると、勤労者世帯の貯蓄の平均月額は約7万8千円で、手取り収入の約2割(実質上の手取り額は38万円と算出されています)となっています。

こういうデータにはよく「中位数」と表示される数字があります。中位数とは変量の値を大きさの順に並べていったときに、丁度中央にある値をいいます。極端に大きい数字(高額所得者の数字)と極端に小さい数字(貯金額ゼロの人などの数字)の平均では、あまり実感のわかない数字になってしまうことがよくあります。

そんな時中位数のほうがより実際の感覚に近い数字といわれます。

平成22年度の二人以上の世帯(勤労者世帯)の平均貯蓄額は、1,244万円(中位数は697万円)。平成23年度では1,233万円(中位数は729万円)となっていて、多少減少しています。

同じように年代別にみていくと、平成22年の20歳代の平均貯蓄額は274万円、30歳代・・・624万円、40歳代・・・1082万円、50歳代・・・1585万円、60歳代・・・2173万円となっています。

平成23年では20歳代の貯蓄額の平均は285万円、30歳代・・・593万円、40歳代・・・1140万円、50歳代・・・1487万円、60歳代・・・2160万円となっています。

平成22年度に比べると20代40代以外は額は減っています。やはり不況による低金利などの影響でしょうか。

30代から40代にかけて、貯蓄額が急激に増えています。30代は一番貯蓄しやすい年代なのかもしれませんね。30代だと20代より収入が多いし、子どもがいる家庭でもまだそれほど教育費がかかりませんし、親の介護などもまだ先という時期ですから、一番の貯めやすい時と言えると思います。

40代から50代での貯蓄残高の伸びが鈍化しているのは、やはり教育費が重くのしかかってくるということなのでしょう。

60代の貯蓄額が多いのは退職金などが影響していると思われます。

ローンなどを引いた純粋な貯蓄額のみでみると、データ上は20歳代、30歳代ともにマイナス額となります。貯蓄額よりも負債額の方が上回るという事です。

資産を確実に増やすには、まとまったお金が貯まった時にいかに崩さずに次に移行していくかがポイントです。数百万円貯まった時に、がまんしていたという理由で車などを衝動買いしてしまうケースなどがありますが、これまでの努力をいとも簡単に無にしてしまいます。貯蓄することでためてしまったストレスを衝動買いで発散するという行為が、資産形成の最大の敵となることが多いのです。