世界の中での日本の家計貯蓄率

3月 11, 2013 Author admin

何年か前まで日本の貯蓄率は世界トップという話もありましたが国際的に見た日本人の貯蓄率はどのくらいでしょうか?結果は・・・かって「日本人は貯蓄が趣味」とまでいわれましたが、今や世界的にみると日本の貯蓄率は主要国では最低水準。

2011年のOECD(経済協力開発機構)のデータによると、アメリカ…4.7、オーストラリア…9.7、ドイツ…11.0、フランス…16.8、そして日本…2.9となっています。

確かに近年の不景気、貯蓄ゼロ家計の増加なども影響しているでしょうか、「家計貯蓄率の国際比較」によると日本の家計貯蓄率は1995年は11.9%あったのが今や2.9です。

不景気は日本だけの話ではないはずなのですが、なぜかフランスやドイツは10年間ほぼ同じ貯蓄率を維持してるのです。

この貯蓄率低下の原因について、インターネットでは様々な解説がなされています。

日本と海外の資産構成の違いが明暗を分けているという説。2007年3月の日米の家計の資産構成を比較すると日本は安全性の高い「現金・預貯金」が約50%を占めていました。債券や投資信託、株式等いわゆる収益性の高い金融商品は20%程度にしか過ぎません。ところが米国での平均的な家計資産は、債券や投資信託、株式等が約 52%もあり、現金・預貯金はわずか12.9%と日本と全く逆の資産構成になっています。

本来日本人は「宵越しの銭は持たない」という江戸っ子感覚があるはずですが、台風や地震など、どうにもならない自然災害も多く、リスクを切り離すのではなくリスクと同化・共生することを選んだ国といわれています。投資など積極的にふやす貯蓄よりも「まさかの時のため」という消極的な安全性の高い「現金・預貯金」が半数を占めているということのです。

日本社会の高齢化説。団塊の世代など大きな数字をなしていた人たちが退職して無収入となり、公的年金の受給者が増えます。また公的な年金だけではゆとりある生活は望めず、これから貯める人よりも、貯金取り崩し生活者が多くなっていることが大きな要因となっているということが言われています。