貯蓄への意識が変化している?

4月 10, 2013 Author admin

東京スター銀行が2011年に行った日本(東京)、中国(上海)、米国(ニューヨーク)在住のビジネスパーソン900人(20~40代、各国300人)を対象に「貯蓄に対する意識調査」を実施しました。その結果をみると、貯蓄に対する意識の違いが浮き彫りとなりました。

貯蓄をしている人の割合は日本と米国人が75%前後とほぼ同じに対して、中国は93%と多く、積極的に貯蓄に励んでいるようです。またその内容も、好景気を背景にして、投資タイプの貯蓄でリスクがあってもお金を大きく増やしたいと思っている人が多いのも中国で、次にアメリカ、やはり日本人はリスクのある商品は人気が無いようです。また「貯蓄をしていない人」という問いに対しては、一般的なイメージと異なり、米国がもっとも「定期的に貯金している」人が多く、貯蓄していない人の割合は日本が最も多いという結果となりました。

「貯蓄の目的」に対しては、「特に明確な目的のためというよりは、なんとなく念のために貯蓄」と回答した人の割合は(日:13%、米:3%、中:7%)と日本が多いのが、象徴的です。

「将来のための人生設計があるか」という質問では、、「人生設計を具体的に持っている」との回答では中国が抜きん出ています(日:6%、米:9%、中:41%)。「人生設計(ライフプラン)を持っていない」の回答は(日:40%、米:22%、中:6%)となりました。そして「自分の将来に対する不安感」については、日本人がトップでした。さらに自分の将来が「今より良くなると思う」と答えた人は約3割にとどまり、同数値が7~8割を超えている米国人や中国人と比べ、将来に対して非常に悲観的な結果となっています。

景気が悪くなると将来不安から消費を手控え貯蓄率が上昇するものですが、極端な高齢化社会になりつつある日本では、年金など社会保障も安心感があるとはいえず、高齢者が預金を取り崩しつつ生活する状況では、貯蓄へ気持ちも回りません。

それに対して、将来に対して楽観的で人生設計を明確に立てている人は、貯蓄にも積極的・意欲的に取り組もうとしているという事がわかります。